荒地

 戦争体験を機に敗戦後、戦前のモダニズム詩とプロレタリア詩、双方の批判と反省から出発したグループ。すなわち荒地グループは、モダニズム詩の芸術至上主義性とプロレタリア詩の政治的関心の双方の長所と短所と検討し、この二者の止揚を目指したグループといえるだろう。

 

◆荒地同人関連詩書図録◆

四千の日と夜 田村隆一
鮎川信夫詩集 鮎川信夫
ひとりの女に 黒田三郎

 

 

 

 

(黒猫館&黒猫館館長)