<くらやみ男爵>

光姫。・・・

影姫。・・・

黒猫館館長。・・・

ハムスター大好き。・・・

浮世渡郎。・・・

浮世トミエ。・・・


それぞれの者にふさわしい六つの最悪の死を用意してやろう。

さあ。

来たれ。
地下十二階「聖域」に。

「審判の日」が始まる。


そして今、パソコンでディスプレイを見ているおまえよ。
おまえの死もまた黒猫館の六人の惨たらしい死のあとに訪れるだろう。

もうすでにおまえの体内には癌細胞の種を埋め込んである。
脳、胃、肺、肝臓、肛門の合計五箇所にだ。
黒猫館住人の粛清の後に私はおまえの体内に仕込んだ癌発生のスイッチを押す。

それからおまえに訪れるだろう。

激烈な苦痛。
現世への呪詛。
そして果てしのない絶望。
闇への憧憬・・・。

地獄がくるのだ。
おまえの運命にも。

楽しみに待っていろ。・・・