◆おぼえがき◆

『2012年9月29日』

 

 

 

 2008年に当「中東紀行館」の隣に存在する「西欧紀行館」で連載した旅行記「西欧紀行」に続く旅行記シリーズ第二段「中東紀行」をここにお届けする。

 「西欧紀行」で旅行記のノウハウを一応会得していたとはいえ、また違った難しさに悩まされた今回の「中東紀行」であった。

 しかし例によって「書いても書いても先が見えない」不安から解放されたわたしは現在満足感で一杯である。
 今回の「中東紀行」は前回の「西欧紀行」より密度の高い旅行記が書けたと自負している。

 詩や短歌とは違う「旅行記」。
 小説とも違う「旅行記」。
 まさにノンフィクションならではの面白さを味わっていただけたのなら、作者としてこれに勝る光栄はない。
 
 願わくば第三弾「旅行記」がいつの日にか執筆できることを。

 最後に感想を書いて弱気になりがちな作者を励ましてくださったすべての人々に感謝したい。
 特に第一話からほぼ全話にわたって感想を書いてくださった、しばっちさんとフクシ・レイさんには特に心から感謝したい。

 諸君の「感想」がなかったらこの旅行記は完成しなかっただろう。
 ありがとう。

 それではまた第三の旅行記シリーズでお会いしましょう!!

 

(黒猫館&黒猫館館長)