祝辞

(SLAVE NO2=山崎)

 

私の女王さま、
この度のご結婚まことにおめでとうございます。

思えば女王さまと私が、奴隷契約書を交わしたのは
10年前、女王様が23歳、私が25歳の時でした。

それ以後の身に余るご調教の数々・・・
私は涙を流しながら思い出しております。

この度、女王様が以前よりご交遊のありました
殿方とご結婚なさると聞いて、
これからこそが、真の奴隷としての、私の本質を、
試される時が来たと、身に沁みて感じております。

なぜなら以前なら女王様と私との間には
まだどこかあどけない
女と男の睦まじい遊び・・・というような
雰囲気が漂っていたのは事実です。

しかしこの度、女王様が殿方とご結婚なさられる
ことによって 真剣勝負の遊びではない 
女王様と奴隷の関係を つくりあげなくては
ならなくなることでありましょう。

なぜなら女王様とその殿方がご結婚なされたならば
その殿方もまた 私の頭上に君臨なさるからです。

私は女王様とそして新しいご主人様という
二人の支配者様にお仕えする奴隷となるのです。

ご主人様の揮われる鞭は女王様のそれと同質であり
ご主人様のご機嫌の悪い時は私は
メチャクチャになるまで殴られなくてはならないのです・・・

嗚呼!なんという残酷な、しかし甘美な時代が
私たち3人・・・いや!2人と1匹の間に訪れることでしょう!

私はもう「男」としては扱ってもらえなくなるのです。
中性的で畸形的な一介の奴隷として
これからの新生活を噛みしめてゆくつもりです。

それは例えば、女王様とご主人様のまぐあいの場面において
私はベットの横で犬のように這いつくばり
一部始終を見せ付けられながら じっと耐えなくてはならない
といった時があることでしょう。

そしてまぐあいが終わったあと 私は女王様のヴァギナの中から
ずるずるとご主人様の精液をすすり上げてヴァギナを清めるのです。

そして今度はご主人様のベチョベチョになったペニスを清めるために
女のようにフェラチオするのです・・・

こうして私はますます「男」を剥ぎ取られた
「奴隷」へと堕してゆくのです・・・

そしてお二人のお子様がお生まれになられましたら
そのご子息、ご令嬢の老奴隷として足蹴にされ
踏みつけられながら 私は歓喜のうちに
老いさらばえてゆき 朽ち果てていくのです・・・

嗚呼!願わくば女王様とご主人様!
私が死んだならば 死体をどこかのゴミ捨て場に持ってゆき
軽蔑の淡唾を私の死体に吐きかけてから
お二人で手を取り合って去っていってくださいませ!
それだけが私の願いです。

改めて女王様とご主人様!ご結婚おめでとうございます。
二人と一匹の前途に幸おおからんことを!! 

 (決定稿2002年6月8日)