カクマイル地下帝国前でツアーは一旦解散、わたしはおみやげ屋さんに入った。
いろいろな種類のおみやげがあるわ、ある。
亀の置物だの鉄製のアクセサリーだの不思議な物が沢山売っている。
わたしは日本のアニメ番組「けいおん!」の影響で石を彫って作った亀の置物を手に取ってみた。意外と良くできている。
するといきなり店の主人が飛んできた。
主人「おー!チャイニーズ!?」
わたし「ノー!ジャパニーズ!」
主人「アイ・ライク・ジャパニーズ!!安い!安い!」
となぜか主人は「安い」だけ日本語で答えた。わたしが応答する「いくら?」
主人「13トルコリラ」(約ビール二杯分の値段)
13トルコリラなら確かに安い。わたしは亀の置物を買って主人に包んでもらった。
わたしはその店を出ると次の店に入ってみた。
この店もまた品物が多い。
と店先になにか妙なものが吊るしてある。
なんだ?・・・これは??
と良く見てみると「青い目玉」である。いったいこれは何だ??
またその店の主人が飛び出してきた。
「安い!安い!」また安いだけ日本語でしゃべった。「5トルコリラ」
わたしは青い目玉を見て途方にくれた。5トルコリラなら確かに安い。しかし一体これは何だ!?
その時、オキアイさんが店の前を通った。
オキアイさんに聞いてみる。「この目玉はなんなのですか?」
オキアイさん「これはトルコに伝統的に伝わる魔除けです。」
魔除けならおみやげに良いんではないかと思って、わたしは目玉を一個買った。
現在、亀の置物は母の長寿を願って母のベットの横に、目玉は父の部屋にある。カッパドキアでは良いおみやげが買えたものだ。
わたしはおみやげをゲットすると見晴らしの良い広場へ出た。
(写真はトルコの目玉の魔除け)