【中東紀行 05】神秘の国へ到着
さて12時間のフライトが終わって未知なる神秘の国・トルコのアタチュルク空港に到着したツアー一行。時間は夜。ツアー一行は添乗員さんにくっついてぞろぞろ歩きだす。
まだ空港内は一行に「トルコらしいもの」は見られない。
ヨーロッパの空港と同じである。
添乗員さんの指示で両替所で日本円を「トルコリラ」というトルコのお金に両替する。
なんでもトルコでは旧札と新札があり、旧札はもう使えないので要注意とのこと。
わたしは一万円札をトルコリラに両替してもらった。トルコではトルコリラ・ユーロ・米ドル・日本円を場所と場合によって使い分けなくてはならない。
日本円だけですべて通用する日本と違い非常に複雑な経済システムを持っている国なのである。
空港で待っていた大型バスに乗り、本日の寝床「マルマラホテル」を目指す。
さてここらでトルコという国についておさらいしておこう。
トルコは中東の国と思われがちであるが実際には「ヨーロッパと中東にまたがる」国である。ボスボラス海峡を挟んでイスタンブール地区だけがヨーロッパであり、残りはすべて中東である。
トルコの通貨は基本的にユーロ、しかしまだ世俗化(イスラム国家からヨーロッパ的近代国家への脱却)が完遂されていないのでトルコリラしか使用できない場所は多々ある。
国土は日本の四倍。そのほとんどは平原である。
トルコの歴史は1923年、国父アタチュルクがオスマン王国のカリフを追放した時から始まる。後述するが国父アタチュルクはトルコリラのすべての紙幣にその肖像が印刷されているほど尊敬されているカリスマ的指導者である。
さてここまで述べたところで本日の旅行記は終了しよう。明日からいよいよイスタンブール観光である。
(画像は夜のトルコ航空)
(黒猫館&黒猫館館長)