その他の部屋
クレア | 夕叢霧香 | 灯里&アリシア | ホシノ・ルリ |
ハセヲ | .hacks | きょう&あす | きょう&あす(コスプレ) |
オレンジ卿 | クロエ | テレサ&クレア | 竜宮レナ |
水銀燈 | NEWシャーリー |
【作品データ】
「クレア」は漫画&アニメ作品である「クレイモア」に登場するキャラクター。「妖魔」と呼ばれる魔物を狩る半人半妖の存在である。
「クレイモア」(概要)
モンスター「妖魔」が跋扈する世界で妖魔を狩る一族「クレイモア」のひとりである「クレア」の活躍を描くダークファンタジー。
■漫画版■
八木教広著。2001年7月に連載開始。月刊少年ジャンプ(集英社)で連載。コミックは「ジャンプコミックス」に収録。
■アニメ版■
2007年4月放映開始。日本テレビ系列で放映。監督=田中洋之。シリーズ構成=小林靖子。制作=マッドハウス。
【イラスト解説】
細身でありながら非常にしなやかそうなクレアの身体が非常に良く描けています。またクレアの甲冑の影の付け方が上手く、巧みにイラストに溶け込んでいます。バックに見える草原が「クレイモア」のファンタジー世界を雄弁に物語っています。
総じて「これから妖魔を「狩り」に行く」というクレアの気迫がひしひしと感じられるイラストになっています。
【作品データ】
「夕叢霧香」はテレビアニメ番組「ノワール」に登場するキャラクター。日本人。感情が欠落した女子高校生であったがイタリア人の殺し屋、ミレイユ・ブーケとのふれ合いの過程で徐々に人間的感情を取り戻してゆく。拳銃の名手であるがそれだけではなく、ありとあらゆる戦闘術を身につけた暗殺のプロである。
【作品基本データ】
2001年放送。テレビ東京。全26話。原案・構成・脚本=月村了衛。監督・音響監督=真下耕一。プロデューサー=北山茂。声の演技=桑島法子
【ストーリー概要】
過去の記憶が一切存在しない、謎の女子高校生・夕叢霧香とマフィアの血を引く殺し屋、ミレイユ・ブーケが日本で出会い、「ノワール」というコードネームを持つユニットを結成し、次々と舞い込む暗殺の依頼を引き受けてゆく。
【イラスト解説】
夕叢霧香がなにか淋しげな表情で拳銃を構えています。そしてその左に薄くもうひとりの霧香が優しく微笑んでいます。これは「仕事」の時は「冷酷非情」になるのですが、実は「元々は」左側の霧香のような「優しい性格」の少女である、ということを暗示しているようです。
特に「ノワール」第13話「地獄の季節」の回で、絵を描く霧香は非情に優しい少女です。しかしひとたび「仕事」になれば「冷酷非情」な殺し屋に徹しなければならない、そのような「二面性」を持たなくては「殺し屋」として生きてゆけない、そのような霧香の持つ哀しみがありありと表現されたイラストになっています。
イラスト的には霧香のセーラー服と特にスカートの複雑なヒダが実に上手く描けています。
(2007年年賀状)
【作品データ】
灯里(左)とアリシア(右)は「ARIA」という漫画及びテレビアニメ番組に登場するキャラクター。地球化された未来の火星に存在する都市、ネオ・ヴェネチアでゴンドラを漕ぐ「水先案内人(ウンディーネ)」という業務に従事している。
このふたりは「ARIAカンパニー」という会社に属しており、アリシアが実質的な経営者で灯里が使用人である。なお「アリア社長」という猫が登場し「社長」と呼ばれるが、これは縁起を担いだものであり、現実的な会社運営とは関係していない。
【作品基本データ】
■「ARIA」漫画版■
天野こずえ作。2002年4月に月刊コミックブレイド(マッグガーデン)に連載開始。現在も連載中。
■「ARIA」アニメ版■
第一期「ARIA THE ANIMASION」
2005年10月〜12月。テレビ東京放映。全13話。監督・シリーズ構成=佐藤純一。キャラクターデザイン=古賀誠。
第二期「ARIA THE NATURAL」
2006年4月〜9月。テレビ東京放送。全26話。監督・シリーズ構成=佐藤純一。キャラクターデザイン=古賀誠。
【ストーリー概要】
未来の地球(マンホーム)から「テラリフォーミング(地球化)」された火星に水無灯里というひとりの少女がやってくる。灯里はネオ・ヴェネチアのARIAカンパニーに就職し、水先案内人としての修行をしながら、上司のアリシアや他社の社員である藍華やアリスとふれ合いながらしだいに精神的に成長してゆく。
【イラスト解説】
このイラストは2007年年賀状として彩華さんから黒猫館が頂いたものです。
新春にふさわしく灯里ちゃんとアリシアさんが華やかな振袖に身を包んでいます。ネオ・ヴェネチアにもお正月はあると思いますので、これはネオ・ヴェネチアでのお正月風景であるように思われます。灯里ちゃんもアリシアさんも新年にふさわしく非常に幸福そうな笑顔です。まるで姉妹のように仲が良さそうです。
イラスト的には振袖の「帯」がイラストのアクセントになっていることに注目してみましょう。またバックの紅や黄の花々が華やかな雰囲気を盛り上げています。
ホシノ・ルリはTVアニメ番組「機動戦艦ナデシコ」に登場するキャラクター。ナデシコのオペレーターを務める。11歳。遺伝子操作とナノマシン処理を受けている。愛称は「ルリルリ」。口癖は「バカばっか」。当初は無口で内向的な性格であったがナデシコのクルーとの触れ合いによって除除に心を開いてゆく。
【基本データ】
テレビ東京系列放映。1996〜97年。監督=佐藤竜雄。脚本=会川昇。キャラクター原案=麻宮騎亜。プロデューサー=小林教子(テレビ東京)・池田新一(読売新聞社)
【ストーリー概要】
22世紀、突如飛来した木星蜥蜴が火星に侵攻、火星は木星蜥蜴の勢力に支配される。そして2196年木星蜥蜴の支配下にある人々を救うべくネルガル重工は「スキュパレリ・プロジェクト」を計画し、そのプロジェクトの要である「機動戦艦ナデシコ」を発進させる。
【イラスト解説】
ホシノ・ルリがまるで遠足に行くようにリックサックをしょっています。リックサックの中のなにやら不思議な動物はどうもホシノ・ルリの分身のようです。
ホシノ・ルリが黄色っぽいクリクリした眼でじっとこちらを見つめている図は非常に可愛い雰囲気で思わず顔がほころんでしまいます。さらにホシノ・ルリのポーズに注目してみましょう。微妙に上体を前に突き出して、さらに「ねじって」います。
総じて「可愛い」だけではなく「人体デッサンも上手く描けている」傑作イラストに仕上がっています。
「ハセヲ」はプレステ2用ゲームソフト「.hack」及びアニメ番組「.hack Roots」に登場するキャラクターにして主人公。世界規模のネットゲーム「The World」初ログイン後にPK(プレイヤー・キル、ゲーム内で死ぬこと)されそうになるが謎のプレイヤーキャラクター「オーヴァン」に救われる。ハセヲはゲーム世界で未帰還者となったかっての仲間を探すため、犯人であるらしい「トライエッジ」の情報を得るため「The World」での活動を開始する。
【基本データ】(アニメ版)
テレビ東京系列放送。全26話。監督=真下耕一、脚本=川崎美羽、声の出演=櫻井孝宏。
【ストーリー概要】(アニメ版)
西暦2017年、世界最大のネットゲーム「The World」。PK行為(プレイヤーキャラクターを殺す行為)が横行する「The World」内でPKする者だけをPKする「PKK」の異名を持つ「ハセヲ」を軸にして、ハセヲと対立するプレイヤーキャラクター「トライエッジ」を巻きこんで「The
World」内は大きく変動してゆく。
【イラスト解説】
まずハセヲの表情に注目してみましょう。ややつり眼で、ギラギラした自信に満ち溢れた眼をしています。昨今は「眼に力のない」キャラが多いだけに、こういう「自信満々・強気」な主人公というのは貴重です。このハセヲを観ているだけで鑑賞者のわたしたちも元気づけられてしまいます。
上半身の左手を前に差し出したポーズも非常にダイナミックで躍動感に溢れています。
また、バックの集中線が飛んでくるように描いてある背景もハセヲの攻撃的・積極的雰囲気に合っています。
総じて、現在では少数派となってしまった感のある「ヒーローらしいヒーロー」という雰囲気のハセヲに仕上がっており、観ているわたしたちもハセヲから、思わず勇気をもらってしまいます。
このイラストは「.hack Roots」の主要キャラクターであるハセヲ、猫娘タビー、志乃の三人を組み合わせたコラボレーションイラストです。
【基本データ】
【ストーリー概要】
同上。
【イラスト解説】
ハセヲ、タビー、志乃の三人が実によくまとまっているイラストです。ここまで三人のカラーがひとつにまとまると「戦隊シリーズ」を連想してしまい楽しくなってしまいます。すなわちハセヲ=レッド(リーダー)、タビー=イエロー(お笑い担当)、志乃=ピンク(女性メンバー)という雰囲気です。
この三人で力を合わせればどんな悪の組織にも負けないような、底知れぬ希望と明るさを感じさせてくれるイラストに仕上がっています。
またバックのオレンジ色の模様に注目してみましょう。この模様がイラスト全体を明るい方向に引き締める役割を果たしており、あたかも「ゲームセンターにいるような」楽しい雰囲気を醸しています。「.hack」自体もともとゲームの話なので、この「ゲームセンターのような雰囲気」は非常に効果的です。
きょう&あすはTVアニメ番組「貧乏姉妹物語」に登場するキャラクター。右が「きょう」、左が「あす」である。きょうとあすは姉妹であり、力を合わせて世知辛い世間を力を合わせて渡ってゆく。
【作品基本データ】
「貧乏姉妹物語」。テレビ朝日系列放送。全10話。2006年6月〜同9月。原作=かずといずみ。監督=貝澤幸男。脚本=和泉鶴。キャラクターデザイン=高村和宏。
【ストーリー概要】
病気で母を亡くし、借金で父に逃げられた姉妹、山田きょうと山田あすは築40年の風呂なし1Kのおんぼろアポートに住み共同生活を送っている。きょうとあすは怖い大家さんや金満姉妹である越後屋姉妹などとの軋轢を経て次第に人間として成長してゆく。
【イラスト解説】
紅葉が舞い散る秋の草原を山田姉妹が歩き去ってゆく様子が描かれています。これはテレビ番組「貧乏姉妹物語」の終了を象徴するのみならず、山田姉妹が「貧乏姉妹」を「卒業」してゆく様子が描かれているイラストであるようにわたしには思われました。そんなさみしげでありながら、どこか希望に満ちた勇気を私たちに与えてくれるイラストであり、わたしならこのイラストに「旅立ち」という題名を付けたいと思います。
わたしたち視聴者の元から旅たってゆく山田姉妹に餞(はなむけ)としてつぎのショート・ストーリーをわたしは彼女たちに贈ります。
【ショートストーリー】
時は晩秋11月。場所は妙義山の草原。
きょうとあすは、きょうの少ないお小遣いをはたいて妙義山まで「ハイキング」に来ていた。
紅葉が舞い散る。草原を歩くきょうとあすは、思ったより強い風と晩秋の早い日暮れに気づいて、ハイキングを切り上げて帰宅することにした。
あすが呟く。
「楽しいハイキングだったね。お姉ちゃん」きょうが返答する。「楽しかったけど、、、明日はもっと楽しくなるから、、、だから、あす、しっかりと前を向いて帰ろう。わたしたちのおんぼろアパートへ。・・・でもあす、一回だけなら振り向いていいよ。ただし本当に一回きり、ね。」
あすが応える。「うん。あす、一回だけ振り向く。そうしたらもうアパートに帰る。」
きょう「前にしか希望がないなら、前を向いてゆこう。あす。」
一回だけ振り向いたあすが、しっかりと前を向く。「うん、お姉ちゃん、あす、もう振り向かない。」
「行こうか。あす」きょうが呟く。
「行こうよ。お姉ちゃん」あすが呟く。
歩き出した山田姉妹の背中でさらに紅葉が舞う。その色はあたかも山田姉妹の新しい船出を祝福するカラーテープのように鮮やかだった。
【了】
【作品基本データ】
【ストーリー概要】
同上。
【イラスト解説】
きょうとあすがTVアニメ番組「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のルナマリアとメイリンのコスプレをしています。本編ではこういうシーンは存在しないのですが、このイラストをわたしなりに解釈しますと、高校に入学して「アニメイト」でアルバイトさせてもらえることになったきょうがルナマリアの「コスプレ店員」になった雰囲気です。またこのイラストの日は「イベント」の日なので特別に店員ではないメイリンもコスプレさせてもらっているようです。
毎週、土曜6時には姉妹で楽しみに観ていた「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」、そのキャラクターのコスプレをさせてもらえることとなった山田姉妹の喜びはどれほどのものであるか想像つきません。しかしこのイラストを観ていると遠い雲の上の出来事であった「コスプレ」を出来た山田姉妹の喜びがひしひしと伝わってきます。
アニメファンの方ならこの山田姉妹の喜びを感じ取ってくれるものとわたしは信じています。
「オハヨウゴザイマシタ。」
「オレンジ卿」はテレビアニメ番組「コードギアス 反逆のルルーシュ」に登場するキャラクターの俗称。正式名称は「ジェレミア・ゴットハルト」。神聖ブリタにア帝国の名門の出で、「辺境伯」という地位を持っていたがゼロ=ルルーシュの策謀により「オレンジ疑惑」をかけられ失脚する。三階級降格というみじめな仕打ちを受け身内からは「オレンジ君」と呼ばれる。その後、ゼロと再戦するが敗北して負傷、培養カプセルに入れられてなんとか生存するが、その際に「改造人間」にされてしまう。「改造人間」として目覚めた時に「オハヨウゴザイマシタ」という奇妙な言動を発する。
「コードギアス 反逆のルルーシュ」
【基本データ】
TBS系列放送。全25話。キャラクター原案=CLAMP。ストーリー原案・シリーズ構成=大河内一楼。プロデューサー=諸冨洋史。制作=毎日放送・サンライズ。
【ストーリー概要】
皇歴2010年。超軍事国家・神聖ブリタ二ア帝国に占領された日本は「エリア11」と呼ばれていた。日本占領から7年後、アッシュフォード学園の生徒、ルルーシュ・ランページは謎の少女、C.Cから自分の命令を強制する絶対遵守の力「ギアス」を与えられ、仮面で顔を隠して「ゼロ」と名乗り、ブリタニアへの反逆を開始する。
【イラスト解説】
このイラストはオレンジが「改造人間」にされてしまった際のイラストです。肩についたギザギザ、ニヤリ!と笑った顔、そして左手を大きく振り上げたポーズなど、全国のチビッコを震え上がらせてしまいそうな迫力に満ちたイラストです。特にバックの「赤」がらんらんと燃える「ゼロへの復讐への執念」を表現しているようで慄然としてしまいます。
しかしその反面、どこか憎めないオレンジならではの愛嬌も漂ってくるイラストです。さらにじっと見つめているとその愛嬌のさらに果てにある「オレンジの哀しみ」までわたしたちの胸に伝わってくるようで、非常に観ていて飽きない、奥深いイラストに仕上がっています。
「クロエ」はテレビアニメ番組「ノワール」に登場するキャラクター。霧香、ミレイユに続く第三の暗殺者であり、「真のノワール(ソルダの両腕)」を目指す。ナイフを自由自在に操り、ターゲットを瞬殺する。なお、霧香に対して非常な愛着を示すなど、愛らしい面を併せ持つ。
「ノワール」
【作品基本データ】
2001年放送。テレビ東京。全26話。原案・構成・脚本=月村了衛。監督・音響監督=真下耕一。プロデューサー=北山茂。声の演技=桑島法子
【ストーリー概要】
過去の記憶が一切存在しない、謎の女子高校生・夕叢霧香とマフィアの血を引く殺し屋、ミレイユ・ブーケが日本で出会い、「ノワール」というコードネームを持つユニットを結成し、次々と舞い込む暗殺の依頼を引き受けてゆく。
【イラスト解説】
まずこのページの上にあるハセヲのような「大きなエリ」が非常に特徴的です。このエリがクロエのトレードマークと言っても良いほど印象的です。
コートの下は、半袖・半ズボンのボディスーツらしいので、クロエの持つスタイリッシュな格好よさが強調されているデザインです。
このイラストではナイフを構えたポーズが最高に決まっています。まさにこれから「暗殺を行う」という気迫が漲っています。またコートの首の部分を止める紅い紐がイラスト全体のアクセントになっています。またライダー(仮面ライダーではない普通のライダー)がバイクに乗る時に装着するような腕や足の「プロテクター」が「ノワール」という作品のハードな魅力を引き出しています。
【作品データ】
「テレサ&クレア」は漫画&アニメ作品である「クレイモア」に登場するキャラクター。「妖魔」と呼ばれる魔物を狩る半人半妖の存在である。
「クレイモア」(概要)
モンスター「妖魔」が跋扈する世界で妖魔を狩る一族「クレイモア」のひとりである「クレア」の活躍を描くダークファンタジー。
■漫画版■
八木教広著。2001年7月に連載開始。月刊少年ジャンプ(集英社)で連載。コミックは「ジャンプコミックス」に収録。
■アニメ版■
2007年4月放映開始。日本テレビ系列で放映。監督=田中洋之。シリーズ構成=小林靖子。制作=マッドハウス。
【イラスト解説】
ヨロイを脱いでリラックスしている雰囲気のクレアの後ろでテレサが優しく微笑んでいます。この構図の妙は作者のイラスト技法に留まらず、クレアとテレサと運命的とも言える関係を見事に表現しています。
妖魔にに両親を殺され、孤児として育ったクレア、そのクレアを妖魔狩りの旅へと連れてゆき、「母親同様」に愛情をこめて育てたテレサ、このふたりの「お互いを思いやる愛情」がひしひしと画面から伝わってくるイラストで思わずわたしたちの胸も熱くなってしまいます。
テレサもクレアも非常に幸せそうに微笑んでおり、幸福感に満ち溢れた画面に仕上がっています。
またテレサの肌色の長い髪や「チュニック」(古代ギリシャの衣装)を思わせるコスチュームに注目してみましょう。それはあたかも「宇宙船艦ヤマト」のテレサを連想させてくれるほどに、スケールの大きな慈愛に満ちたまさに「女神」のようなテレサに仕上がっています。
「竜宮レナ」はテレビアニメ「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に 解」に登場するキャラクター。主人公、前原圭一の同級生でメインヒロイン。ダム工場建設現場跡のゴミ置き場を自分の根拠地とし、「〜かな?かな?」と話すなど非常に個性的な高校生である。
【作品データ】
フジテレビ系列放送。全26話。原作=竜騎士07。監督=今千秋。シリーズ構成=川瀬敏文。キャラクターデザイン=坂井久太。音楽=川井憲次。
【ストーリー概要】
雛見沢村と呼ばれる廃れた村で起こる奇怪な事件。この事件は「雛見沢連続怪死事件」と呼ばれ、村人たちに恐れられていた。昭和58年、この村に越してきた高校生・前原圭一は徐々にこの村の奇怪な因縁に巻き込まれてゆく。
【イラスト解説】
謎めいた笑顔で立っているレナが非常に雰囲気を出しているイラストです。単に可愛らしいだけではなく、なにか深い思惑を感じさせてくれるレナに仕上がっています。また後ろで手を組んでこっそりと「ナタ」を持っているらしいのも注目してみましょう。レナの別名は「ナタ女」らしいので、「お持ち帰り〜」しようとして接近した瞬間にズバッ!とやられそうな恐ろしさも感じさせてくれます。
レナの足元に広がった「血の海」はまるで「雛見沢連続怪死事件」の犠牲者の血であるようで、非常な不気味感を発している上、上空には「赤い月」が浮かんでおり「ひぐらし」という独特の作品の雰囲気を見事に表現しています。
「萌え」+「ホラー」という「ひぐらし」という独特の世界観を、見事に表現したイラストに仕上がっています。
水銀燈は「ローゼンメイデン」シリーズの第1ドール。姉妹の中でも、アリスへの執着が非常に強く、作中では真紅と対立するヒール的な役割を担う。話し方は普段、相手を小馬鹿にするような猫撫で声だが、本気になると感情的な口調になる。
【ストーリー概要】
引きこもりの日々を過ごす少年・ジュン。彼は鬱屈した性格の少年であった。ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られた少女人形が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して下僕(アニメでは家来)となる事を要求する。
【作品データ】
TBS系列放送。全12話。原作:PEACH-PIT。監督:松尾衡。シリーズ構成:花田十輝。脚本:花田十輝。キャラクター・デザイン/総作画監督:石井久美。
【イラスト解説】
まずこのイラストでは服装は逆十字の柄が入った凝った形のスカートに、黒と白の編み上げドレス、さらに黒のロングブーツを履いているといった『ローゼンメイデン』のDOLLSでは唯一とも言えるゴスロリ的なデザインが非常に良く描けており、作者の研究熱心さがありありと伺えるイラストに仕上がっています。
加えて銀色のロングヘア、自信たっぷりでまさに「ヒール」と言った風情の表情、手には水銀燈の武器である羽と、他のDOLLSを圧倒する迫力に満ち溢れたイラストに仕上っています。
また全身から発する蒼い光が水銀燈の強さ・不可思議さをありありと表現しています。
「シャーリー」とはTVアニメ番組「コードギアス反逆のルルーシュ」に登場するキャラクター。
アッシュフォード学園で主人公ルルーシュのクラスメートであり、ルルーシュを「ルル」と呼ぶなどして親愛の情を抱いている。
【基本データ】 「コードギアス 反逆のルルーシュ」
TBS系列放送。2007年。全25話。
【ストーリー概要】
皇暦2010年、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。
日本侵攻から7年後、ブリタニアに恨みを持つ少年、主人公ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.(シーツー)から、他人に自分の命令を強制出来る、絶対遵守の力「ギアス」を与えられることになる。ルルーシュは仮面で素顔を隠して「ゼロ」と名乗り「黒の騎士団」を結成してブリタニア帝国に戦いを挑む。
【イラスト解説】
シャーリーが秋の平原で非常に元気良く飛び跳ねております。
まさに「生命を謳歌している」という風情で非常に観ているわたしたちも元気をもらってしまうような、気持ちの良いイラストに仕上がっております。
シャーリーが手を伸ばした先にいるのはやはりルルなのでしょうか。
シャーリーの眼の輝きからわたしはそうであってほしい!と強く念じてしまいました。
アニメ本編では悲劇的な結末を迎えたシャーリーですが、その明るい性格で「コードギアス」という作品を和ませてくれた彼女の生き様はわたしたちの記憶に永遠に残るものとわたしは確信しています。
(彩華さん&黒猫館&黒猫館館長)